ウン、ウン
話し上手は聞き上手…と言います。コトバはキャッチボールだからです。
人が話しているのに、言い切る前にすぐ自分の意見を言う人、いますよね。やられたほうはいい気持ではありません。
キャッチボールを成立させるのには、視覚も大切です。目の前の人に話をしているのに、肝心要のその人が、視線を全く違うところにやっていたらどうでしょうか。「聞いてるのか、この人は」という気持ちになりますよね。相手の話を聞くときは相手の目を見る。これは基本です。目を逸らしていても聞いているとしたら、それは説教されているか、目を閉じて陶酔しているかです。
次に、相手が話しやすくする「合いの手」です。ただしそれもほどほどというのが難しい。「ええ」「はい」「ええ」「はい」とやたら合の手を入れる人がいますが、多すぎるとこれも「本当にわかって聞いてるのか」と思われてしまいます。「うん」「うん」と入れるのは相手に失礼です。相手の話を聞きながら、小さく首を縦に動かす、すなわち頷くことで、理解しているということを示すことができます。大事な部分は、復唱することで、相手にもう一度確認するのも大事なキャッチボールです。
「ここでの塩加減は必ず自分の舌で確かめて、調整してください」「一度確かめてから調整するんですね」「そうです」と揺り戻すことで、重要性を再確認するのです。
インタビューするときに一番難しいのは、「。」がなくて、「、」だけでずっと話を続けてしまう人ですが、こういうタイプの人にも、「ちょっと待ってください、それは…」と揺り戻しをすると、相手の話し方も変わってきます。
2021-05-01 | Posted in Uncategorized | No Comments »
関連記事
Comment